2008年12月3日水曜日

実績検討会と種苗勉強会

就農生活という名前のブログのわりに育児日記みたいになっているんでここらで農業関係のことを・・・

あっという間に開催から1週間が過ぎてしまいましたが、先月の25日に実績検討会、26日に種苗勉強会がありました。

まずは25日の実績検討会。
市場、種苗会社、JA、役場関係、農家が集まりました。
市場の方々からの今年度の報告と来年度に向けての話があり、それについての質疑応答がありました。

その中の話で
花屋さんの店頭に並ぶときは品種名ではなく全てカスミソウで売られているということ。
品種名ではなくて、「日持ちの良さとボリューム」が重要であることなどがありました。

今年までの主力品種である雪ん子はだいぶ市場の評価が落ちていました。その反面、やはり日持ちの良さから新しい品種のアルタイルやベールシリーズなどが評価されていました。今後、昭和のカスミソウもだんだんと品種が変わっていくのではないかと思います

来年から農家を始めるうちは、すでに過去の品種となりつつある雪ん子系の品種は作らず、新しい品種でやっていこうと思っています。作りやすさは雪ん子系が一番だと思いますが・・・


そして検討会の後はしらかば荘で懇親会です

検討会が公民館のホールで
ステージに市場関係者、種苗会社、JA職員、役場職員
客席に農家
というような感じだったのに対して、
懇親会では各テーブルにまんべんなくそれぞれの立場の人が座って、交流を深めました。

いろんな人といろんなことを話すことができたし、大好きな日本酒もすすんで、非常に楽しい時間を過ごせました。


一夜明けて26日。
種苗勉強会では種苗会社4社の説明がありました。
ここでの説明はもちろん今までの品種ではなくてこれからの品種である、アルタイルやベールシリーズなどの話でした。

栽培上の注意点などの説明でしたが、新しい品種は従来のような露地栽培ではなかなかいい商品にならず、施設栽培をするべきであったり、潅水のタイミングや肥料の分量などもしっかりと管理しなければならないなど、従来品種よりもだいぶ手間がかかるようになるということがわかりました。
しかし、手間がかかるからこそ、安定した栽培ができるのではないかとも考えることができます。

来年に向けて、この冬、どれだけしっかりと計画を立てることができるかが勝負の鍵になりそうです。


そして、この検討会&勉強会をもってカスミソウ研修は終了することになりました。あっという間に過ぎた約7ヶ月。来年に向け多少の不安はありますが、なにより農業を楽しんでいきたいと思っています

明日4日からJA部会の市場訪問で東京都大田区にあるFAJ(フラワー・オークション・ジャパン)を見てきます。初めての市場訪問。すっごく楽しみです。